気の向くまま日記


「たまにはいいことあるさ」
の
取材


私がボランティアでコーディネーターをやっている「カルキャッチくるめ」が発行している
文化情報誌「カルキャッチくるめ通信」は2ケ月に一度発行される。毎回、十前後の記事
を広報のコーディネーターが手分けして書くのだが、あんまりみんな進んで書きたがらない。

それで、結局私がいつも3つぐらいは担当して書いている。内容によっては、電話とFAXだけ
で済むものもあれば、相手宅までお邪魔して話を聞いたり、写真を撮ったりと、結構大変な
取材もある。

2002年2,3月号も当然のごとく、3つの記事を担当することになり、とりあえず2つは年内に
取材と原稿執筆を済ませたが、あとのひとつはどうしても、相手とあって、アトリエや作品も
見たかったので、年明けて、今日(1/7)訪問する旨相手に伝えた。

取材する相手は、2月にカルキャッチが主催する「草の根文化フェスタ」に初めて出展される
Iさん。何の変哲もない石に絵を描いて、石に魂を吹き込まれている「ストーン・アート」とでも
いうのだろうか。現物をカルキャッチに持ち込まれていたので私はものすごく興味をそそられ
た。家がわかりにくかったので、近所のスーパーから電話して迎えに来ていただいた。

家に着くなり、作品をどっと見せられた。とにかくすごい、の一言だ。それも「ストーン・アート」
だけでなく、「シェル(貝)・アート」や油絵・切り絵・水彩・水墨画などもある。こういう美術品に
まったく造詣のない私にとっては、とにかく天才、としか思えないような作品群なのだ。次から
次に出てくる。しかも、それらはすべて趣味でやっておられるという。

頼まれたら、無償で作っていますと言われる。もちろん、ストーン・アートなんかは材料の石
は筑後川の河川敷にいけばただでいっぱい手に入れられるわけだが、それに書き込む技に
対しての対価は取ってもいいのでは、と聞いたが、「自分は年金だけで十分すぎるくらいの
収入があるから、下手に所得があると税金の申告が面倒なんですよ。」とおっしゃる。

だけど、久留米にこんな芸術家がいたなんて、まったくの盲点だった。でも、よく話を聞いたら
油絵などで、久留米市の賞なんかはよく受賞されているとか。なーんだ、知らぬは私ばかり
なりか。しかし、ストーンアートは絶品だったな。

すると、わざわざ来てくれたからと、おみやげを何かあげよう、とおっしゃる。
「わー、どんなのをもらえるのかな」、と思ったら、「2つ選ばんね」と言われる。
それで、選んだのが写真の作品。いただいたストーン・アート

とても、その辺にころがっている石で作ったとはとても思えない代物。
「みんなタダだよ」とはおっしゃるが、とてもそんなには見えない立派なもの。
玄関に飾っておいたら、早速近所の子が「わー、これよかねー。」と欲しがった。
でも、あーげない。だって、これくらいなきゃ、ボランティアで、取材なんかやってられないもの。
また、行ってみようかなー、と思った今日の取材でした。         (2002. 1. 7 記)