黄川田将也、楽しみな俳優である

 NHK朝の連続小説を見始めてどれくらいになるだろうか。一番最初は、子供の
頃の「おはなはん」。♪チャンチャチャチャ〜ンというテーマソングは今でもまだ覚
えている。その時のヒロイン樫山文枝が最近の朝ドラでおばあちゃん役をしてい
たのには、さすがに年の流れを感じざるを得なかった。彼女の他にも、藤田弓子
南田洋子などもおばあちゃん役をやっているし、大竹しのぶ、田中裕子の他、私
より年下の浅野ゆう子、浅野温子、酒井法子までお母さん役をやり始めたときに
は、自分の年齢を改めて認識させられてしまった。

 そして、もうひとつの楽しみは、ヒロインの相手役。ヒロインがこの番組をきっか
けに大女優に羽ばたいていったことは枚挙にいとまがないが、ヒロインの相手役
も同じく、朝ドラで人気俳優になっていく人が多いのである。ここ数十年の間にも
松嶋菜々子の相手役、上川隆也、ふたりっこの相手役内野聖陽・伊原剛志、さく
らの相手役、小澤征悦etc.しかし、私が見た朝ドラの中で一番のイケメンだと思
うのは、おしんから2年後の1985年前期の「澪つくし」、沢口靖子の相手役の川野
太郎である。その後思ったほどテレビでの露出度はないが、相変わらずの好青年
(いまではいいお父さん役)ぶりだ。

 と、前置きが長くなったが、2005年後期(大阪制作)の朝ドラは湯布院と大阪が
舞台の「風のハルカ」。主人公のお父さんは、13年前の「ひらり」で、ヒロインひら
りの相手役(「便所サンダル」と言われていたよー)だった渡辺いっけい。なかなか
味のある役者さんだ。そして、ヒロインは18才の村川絵梨、高校3年生。娘と同い
年とは思えない。

 そして、このコラムの主役はそのヒロインの相手役、黄川田将也(きかわだ まさ
や)だ。とってもかわった名字なので何と読むのだろうと思っていたところに、NHK
の「スタジオパークからこんにちは」に2/3、登場したのである。スタジオパークと
言えば後藤アナって、そんなことはどうでもいいのだが・・・

 「風のハルカ」で出てくる黄川田将也君は親からも、女性陣からも殴られ、軽く
て情けなくて、歴代のヒロイン相手役としてはちょっとかわいそうな役柄だと思っ
ていた。しかし、「スタパ」に出てきた将也君はとーってもかっこいいのである。そ
れもそのはず、昨年秋封切られた映画「仮面ライダー THE FIRST」に出演してい
るのである。仮面ライターと言えば、古くは藤岡弘、最近では細川茂樹・要潤など
体育会系イケメン俳優の登竜門なのである。

 しかし、私が感心したのはそんなイケメンぶりではなく、「スタパ」で渡邊あゆみ
アナが質問した「どんな女性が好みですか?」に対する答え。意外にも「見た目
ではなく、箸をきちんと使うことが出来て、靴を脱いだらきちんとそろえることがで
きる女性」と言う。彼は1980年6月生まれだから、現在25才。まだまだ若い彼が、
箸の持ち方とか靴の脱ぎ方に気を掛けられる女性が好きだとは。最近の若い人
は、箸すら満足に使えない人が多いのに・・・

 そして、最後にもうひとつ感心したのは、彼は似顔絵を描くのがとても上手で(こ
れは趣味で特技だろうから、これで感心したわけではないが)、その横に添えた
字がまたとびきり上手かったのである。本当に最近の若い芸能人でこれだけ日
本人としての基礎を身につけている人がいるだろうか、と思った次第である。そ
の上背も高い(183p)し、イケメンとくれば今後の人気は間違いなく鰻登りだろうと
私が太鼓判を押す。これから、彼の動きに目が離せないぞー。

         フレ〜、フレ〜将也。頑張れ〜頑張れ〜将也。
                                        (2006. 2. 4 記)

 ひとりごとのページ      前へ        次へ