国税還付金は1年に1度のボーナス

 確定申告の時期である。確定申告というと、1年間の収入を申告して、納税の
金額を確定することだと思われがちだが、そうばかりでもない。納めすぎた税金
の還付を受けるためにも、「確定申告」という手続きを取らなければならない。

 私は現在、「ぽしぇっと」の記事を毎週書いている。「ぽしぇっと」を制作している
「P&C」という会社から、1ヶ月分ずつ原稿料が振り込まれてくるのだが、毎回
きちんと10%の税金が源泉徴収されてくる。わずかな原稿料にまで課税しなく
てもいいのに、と思うがそれは決められたことだから仕方がない。

 ところで、1年分の原稿料と源泉徴収の金額を書いた源泉徴収票が毎年1月
の終わり頃送られてくる。昨年は「ぽしぇっと」の他に「福耳南版」の原稿も少し
書いていたから、両方で約30万ほどの収入になっていた。当然、税金もその10
%の約3万円が源泉徴収されていた。

 話は変わるが、課税の仕組みをご存じだろうか。1年間の総収入が38万円以
内だったら、基礎控除が同額なので、無条件に非課税となる。その他にも、社
会保険料控除や生命保険料控除、医療費控除などで数十万は非課税になる。
だから、それらの証明書は大事に取っておかなければならない。

 話を元に戻すが、私の場合毎年の収入がだいたい30万円以内だから、控除
証明書などはいらない。源泉徴収票と印鑑だけあれば、あとは、金額をちょい
ちょいと書き込んで終わりである。5分もあれば申告はできる。「確定申告」と言
うと2/15から3/15までと思っている人が多いと思うが、還付申告であれば1/4
(正確には1/1からできるのだが、正月三が日は税務署がお休みなので)から受
け付けてくれる。早く申告すれば、それだけ早く還付される。銀行に勤めていた
私の経験からすると、申告期限ぎりぎりに手続きをすると、還付されてくるのは、
年度が変わって5月頃になる。

 ところで、人間の心理とはおかしいもので、毎月少しの金額を源泉徴収される
のはおもしろくないが、1年分まとまって3万円ほどが戻ってくるということになる
と、なんとなくうれしくなる。このことは裏を返せば、毎月全額もらっても、1年後
に3万円という貯金を残せるかというと?である。そう考えれば、毎月の源泉徴
収は天引きの貯金(財形貯蓄)と思えばいいのであって、私のようにフリーの人
間にとってはボーナスがないのだから、国税還付金は「1年間よく頑張りました」
という意味のボーナスと思えばいい、と言うことに気が付いた。

 しかし、私はお金をじっくり貯めておけないタイプである。大きなお金ならともか
く、この程度の小金が入ったからと言って貯金をしようとは思わない。停滞する
日本経済のために(などと大きなことを言って)、ここはばーんと消費に回すのが
日本人としての務めだと思う。ということで、このお金を持ってバスハイクに行く
か、パソコン関連商品を買ってしまうすーちゃんである。
                                      (2004. 2.12 記)

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