生まれて初めての不在者投票

 今年は統一地方選挙の年である。久留米市は市長選だけ1月にあって、
8年間市長を続けた白石勝洋氏を破って元市職員(といっても白石市長と
同期入庁、そして同じ速さで出世をしていった)の江藤守圀氏が当選した。

 新風は吹き込まれるだろうが、きっと人事に関しては、8年前と同じことが
起きるのではないかと予想していたら、案の定、市長周辺の人事がドラス
ティックに変わってしまった。だから、白石氏、江藤氏、どちらがなっても結
局同じだと思ったら、投票にも熱が入らなかった。それでも棄権はしなかっ
た。

 そして、いよいよ統一地方選の前半戦、県知事選と県議会議員選が公示
され、4/13が投票だから、みなさん投票に行くように、と選挙監理委員会の
広報車が回っている。テレビでも新聞でもPRしている。

 県知事選は現職の麻生氏と、前九大大学院教授の今里氏の一騎打ちと
なっている。この構図って、20年前に当時の現職亀井知事と九大教授だっ
た奥田八二氏が一騎打ちを演じた選挙に似ている。ただ、奥田氏は共産党
と当時の社会党が前面に出ての選挙だった。当時の亀井知事に対する多
選批判や、豪華な知事公舎、新築された県庁が「亀井光」を象徴している
ものだとか、いろいろとあって、結局奥田氏が当選した。(我ながら20年も
前のことをよく覚えてるなーと思う)

 今回も現職知事対大学教授という対立構図はまったく一緒だが、今回は
今里氏は無党派の勝手連が前面で押している。前回とはちょっと違うかも
しれない。だから、絶対に棄権はしてはいけないと思っていた。

 ところが、投票日の13日は夫の父の三回忌である。朝早くから柳川へ行
かなければならない。まー、8時までには帰って来れると思ったが、もしもの
時を考えて、今回初めて不在者投票をしておくことにした。

 場所は市役所2Fのくるみホール。数年前から、不在者投票の条件も緩和
され、投票カードを持っていっていなくても、免許証の確認もなく、実に簡単
に、投票ができてしまった。こんなに簡単にできてしまうとちょっと心配。

 だけど、私が感じたのはそのことよりも、投票用紙に書いた後、二重封筒
に入れて封入し、それを担当者に手渡して、担当者が投票箱に入れられた
こと。これだと、開票するときが大変なのでは、と思ったが、用心のためで
す、と言われた。

 もっと簡単にできないものか、と思った。しかし、それよりも投票率をあげ
るためには、若者がもっと投票したいと思う人が立候補してくれないと、この
状況はよくならないと思った。

 今回は、なんか評論めいたことを書いてしまったが、私は選挙権を得て以
来23年、今までに一度だけ病気のために棄権したが、それ以外は、どんな
におもしろくない選挙でも投票所に行って、投票してきた。でも、そろそろこ
んな投票のやり方も変えないといけないと、切実に思う今日この頃である。

                                    (2003. 4. 6 記)

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