育児放棄!?

 主婦にとって、というより私にとっては、食事の用意は一番苦手なものである。
それでも、我が家は夫と二人の子供たちは、朝家を出て行ったら、夕方まで帰っ
てこない。だから、夕食の準備だけ何とかやっておけば一応主婦の仕事としては
0Kなのだが、これが土・日はみんながいるので、私は土・日はきらいである。

 それでも、平日の昼間は手を抜いているから、週に1,2回ぐらいは仕方ないだ
ろう。それが、平日にだれかがいると、昼食の用意をしなければならない。今日は
先週の土曜日に授業参観や懇談会があったために、出校した振り替えに、休み
になった麻子がお昼近くまで寝ていた。

 さっき、朝ごはんを食べたばかりだと思っていたのに、12時近くになったら、「お
昼はー」などと言う。「さっき食べたばかりやんねー」と言ったら、「とにかくおなか
すいたの。なにか作ってよ」と言う。「食べたいなら自分で作らんね」と言ったら、
「それはあんたの仕事やろ」と言う。

 むかついたので、犬の散歩に出かけて戻ってきたら、母がおにぎりを3個作って
いたので、「ほら、おにぎりば食べんね」と言ったら、「私はそうめんを食べたかと」
と言う。「自分で作らんね」と言ったら、麻子が『それ、育児放棄やん』と言う。
思わずふきだしてしまった。「何が、育児放棄だ」と思った。小学生じゃあるまいし、
たかが自分の昼食も作れなくてどうする、と思った。

 だけど、「育児放棄」という発想がおもしろかった。大して悪意のあることばでも
なく、まー、私に対するちょっとした反発?で、結局自分でお湯を沸かしてそうめん
をゆで始めた。そのお湯はポットから取ったから、ポットへ水を補給しなければなら
ないのに、それもせず、もちろん使った鍋・食べた茶碗のあとかたづけ等もまったく
しないで、母につれられて、陶芸教室に行ってしまった。約束していたお風呂の
掃除も「あんたがそうめんを作ってくれんやったけん、お風呂はせん」と言って出て
行った。

 まー、だいたい我が家の姫はこんな調子である。よそのお嬢さん方はどんなだろ
か。私が子供の頃はもう少しは手伝っていたような気がするのだが・・・
そのうち、私が年取って、私をこき使ったら『介護放棄だー』と叫んでやる。
                              
                                       (2002. 4.22 記)  

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