福岡県初の世界記憶遺産 山本作兵衛さんの炭坑画

2011. 6. 5(日)

世界記憶遺産の山本作兵衛氏の炭坑画が展示されている、田川市石炭・歴史博物館   国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「記憶遺産」への
 登録を目指し、国内では初めて福岡県田川市と福岡県立
 大が共同で申請していた炭鉱記録絵師、山本作兵衛
 (1892−1984)の記録画など697点が遺産に登録され
 ることになった。       【西日本新聞 2011. 5.26付】

  というニュースが新聞やテレビを通じて大々的に報道
 された。その後も在福局は作兵衛氏の絵を一番多く所蔵
 している田川市石炭・歴史博物館の取材をやっており、
 何度も何度も映像を見せられた私は、早いうちに作兵衛
 氏の絵を見てみたいという衝動に駆られた。

  北部九州が梅雨入りした6/5に、朝から雨が降っていた
 ので、ゴルフに行くことを止めて、夫と田川まで車で行く
 ことにした。初めて訪れる(いや、子供の頃「田川ラジウ
 ムランド」なるテーマパークに連れて行ってもらった記憶
 があるぞー)田川に向かって、途中飯塚に立ち寄りなが
 ら筑豊地区のドライブを楽しんで来た。

遠賀川の河川敷から飯塚市の中心部を望む
        遠賀川の河川敷に腰掛けて、セブンイレブンで買ってきた弁当を食べる。向こうに見えるのは飯塚の中心部。
        右の橋は「芳雄橋」。(3枚の写真を合成しているので、接着部分の色がおかしい)

河川敷の上に立つあの麻生飯塚病院 筑豊の象徴「ぼた山」
河川敷の上に立つあの麻生飯塚病院 筑豊の象徴「ぼた山」(?)

田川市石炭・歴史博物館
「田川市石炭・歴史博物館」の公式サイト

田川市石炭・歴史博物館のある石炭記念公園の案内板 「炭坑節発祥の地」の石碑 平成22年6月に秋篠宮殿下御成記念石碑
田川市石炭・歴史博物館のある石炭記念公園の案内板 「炭坑節発祥の地」の石碑
当時の福岡県知事は麻生渡氏
平成22年6月に秋篠宮
殿下御成記念石碑

旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓 旧三井田川鉱業所伊田竪坑第一・第二煙突(二本煙突
旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓 旧三井田川鉱業所伊田竪坑第一・第二煙突(二本煙突

 この博物館には屋内だけでなく、屋外展示場もあって、屋内展示は撮影不可だろうと
思い、屋外の展示物をいっぱい撮影してきた。しかし、それが何なのかがわからないま
ま撮影してきたので、資料やサイトを見てできるだけ、コメントを付けたつもりだが、それ
でもわからないものがあります。

ロードヘッダー(坑道掘進機) 機関車?
ロードヘッダー(坑道掘進機) 機関車?
木製の炭車(右) よくわかりませんm(_ _)m
木製の炭車(右) よくわかりませんm(_ _)m
これも・・・m(_ _)m 蒸気機関車(9600型)
これも・・・m(_ _)m 蒸気機関車(9600型)
               産業ふれあい館(復原炭鉱住宅)
             建物の外観は炭鉱住宅を模し、内部は明治・大正・昭和期の炭住の間取りを再現、
            他に展示室、研修室を配置されている。展示室には、炭鉱都市から新産業都市へ
            の転換をテーマにした展示も行われている。         【同博物館 パンフレット】
産業ふれあい館(復元炭坑住宅) 産業ふれあい館(復元炭坑住宅)
産業ふれあい館(復元炭坑住宅) 産業ふれあい館(復元炭坑住宅)
昭和期の食卓の様子 昭和期の食事の支度の様子
昭和期の食卓の様子 昭和期の食事の支度の様子
昭和期の洗い場の様子 大正時代(?)の食卓の様子
昭和期の洗い場の様子 大正時代(?)の食卓の様子

 ここに来れば、作兵衛氏の原画がいっぱい見られると思っていた。ところが、展示をするためには
照明を当てなければならず、その照明で原画が劣化するという理由で、この博物館が収蔵する原
画600枚近くの炭坑画のうち、4枚のみ原画を展示し、残りの50枚程は全部複製だったし、残りの
炭坑画は複製すらも見られないままだった。

 でも、学芸さん曰く「複製でも原画とほとんど変わりませんもんね」と言うことだった。まーそれはそ
うなのだけれど、気分的なものかしらね・・・

2階の第2展示場に作兵衛氏の絵は展示されている 左の写真をズームアップで
2階の第2展示場に作兵衛氏の絵は展示されている 左の写真をズームアップで。
(奥のガラスの展示スペースに原画が展示されている)

 ユネスコの世界記憶遺産に、福岡県筑豊地方の炭鉱記録絵師、山本作兵衛の作品群が登録
されることが決まり、多くの作品を所蔵する同県田川市の市石炭・歴史博物館では、入館者が急
増し図録の販売数もうなぎ上りだ。登録報道があった5月26日から3日までに計208部。既に
2010年度1年間の3倍近い売れ行きで、同館は増刷を検討している。

 図録は「炭坑(ヤマ)の語り部 山本作兵衛の世界」。A4判、144ページで2千円。08年に同館
と同市美術館が初版千部を発行、県指定有形民俗文化財の全584点を収めた初の図録だった。

 初年度は423部と好調だったが、09年度は261部、10年度は72部と低迷。それでも関係先
への寄贈などから初版は底をつき、今年3月に第2版千部を発行した。

 その2カ月後に訪れた「吉報」。博物館の福本寛学芸員は「ちょうど良いタイミングだった」と胸
をなでおろす。ただ、3日までの8日間(休館日除く)で1日平均26部の売れ行きに対し、在庫は
約600部。このペースだと7月初旬には品切れの可能性もあるという。博物館(6月の休館は
6、13、19と27−30日)=0947(44)5745。           【2011. 6. 4 西日本新聞】

 というわけで、貴重品となりつつある、図録「炭坑(ヤマ)の語り部 山本作兵衛の世界」を買っ
て来た。が、それでも絵の横に書いてある字は小さくて読めない。結局作兵衛さんの絵を見た
い方は、是非田川まで足を運んで、石炭・歴史博物館で複製でもいいから、原画大の炭坑画
をご覧になっていただきたい。


図録「炭坑(ヤマ)の語り部 山本作兵衛の世界」の表紙と数ページを撮影してみた。
【それぞれの写真をクリックすると拡大(800×600ピクセル)写真が見られます】
図録の表紙
図録の表紙
絵はがき
絵はがき
図録1
図録1
図録2
図録2
図録3
図録3

 今日は天気が良ければ筑後川の河川敷にゴルフの練習に行く予定だった。
しかし、朝から雨が降っていて、即、ゴルフを止めにした夫が「それじゃー、田川
にでも行くか」ということで、福岡県に初めてやってきた世界(記憶)遺産を見る
ことができた。これで、今年は先日GWに行った紀伊山地の霊場と参詣道 に続
いて2つめの世界遺産を見てきた。さあ、次は外国か・・・