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極彩色に染まる、冬の長崎。 幾千もの灯が描く、壮大な中国絵巻。 |
会期 平成17年2月9日(水)〜23日(水) |
さあ、今年もランタンフェスティバルの季節がやってきた。一昨年、昨年と 過去2回も続けて行っているのだから、もう行かなくてもいいじゃないの、と いう声があちこちから聞こえてくる。 たしかにそうである。オブジェは年とともに新しいものに作り替えられてい くが、会場も同じだし、中華街のにぎわいも相変わらずだし、でも、長崎の 活気が好きなのである。 昨年の公約通り、今年は「唐人屋敷会場」と「興福寺」を回れば、3年がか りによる「ランタンフェスティバル」会場もとりあえず全部制覇できたことにな る。さて、予定通りにうまくいくか。 さあ、今年の「長崎燈會」巡りの始まり、始まり〜 |
2005. 2. 9(水) |
今年も恒例の西鉄バスハイクで行ってきました。過去2年はオブジェや ランタン(提灯)を中心に撮影してきましたが、今年は「人」にスポットを当 てて撮影してきました。途中から雨に遭い、カメラのレンズに水滴が付い たままの状態で撮影したものもありますが、そこはそれ、当日の雰囲気 が出ていて、またおもしろいものになっていると思います。 参考までに、過去の「ランタンフェスティバル」のページは 「長崎ランタンフェスティバル2003」 「長崎ランタンフェスティバル2004」 |
(恒例により)当日のタイムテーブル ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西鉄久留米バスセンター 発 13:05 東脊振IC 13:38 金立SA 着 13:43 〃 発 13:57 長崎多良見IC 14:55 川平IC 15:05 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平和公園 着 15:15 〃 発 16:10 長崎税関前 着 16:23 湊公園会場 16:30 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 長崎税関前 発 20:55 長崎IC 21:04 金立SA 着 22:10 〃 発 22:23 東脊振IC 22:30 西鉄久留米バスセンター 着 23:00 自宅 着 23:20 |
2005長崎ランタンフェスティバル メインオブジェ 金鶏報暁(きんけいほうぎょう) |
「金鶏が暁を報せる」このオブジェは鶏にまつわる中国の故事を元に 構成されました。石(室)に乗っている鶏(吉)は家庭に幸せが満ちる 吉祥図。 鶏は文、武、勇、仁、信の五徳を持つと言われています。牡丹は冨貴 のシンボルで公鶏が鳴くのは功名につながります。数字の五はラッキ ーナンバーで、五羽のヒナを見守る鶏は、子供達が立派に出世するよ うに生きる道を教えています。 (残念ながら五羽のヒナは撮影できていません) |
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いつもの西鉄旅行のバスハイク(食事なしで3,300円) | 西鉄久留米の乗り場が工事中で、 乗車にちょっと手間取った |
バスハイクの善し悪しは運転手と 添乗員で決まる。特に添乗員が慣 れているか否かで、当日のスケジ ュールが随分違ってくる。 その点、この狭場さんはとても慣れ ておられて、車中での説明もとても 詳しく、聞いていて飽きが来ない。 |
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ベテラン添乗員の狭場(はさば)さん (昨年の「精霊流し」ツアーもこの方でした) |
若手運転手の須貝さん |
バスハイクには、やはりお菓子がないと 口寂しい。西鉄久留米駅のタミーで急いで 買ってきた。なるべくカロリーの低そうなヤ ツを。 そして、お茶がないと喉が渇いて仕方が ない。今回は、サントリーの「伊右衛門」で ある。さあ、これらのものを持ち込んで、バ スハイク出発である。 |
長崎自動車道 金立サービスエリア |
長崎方面へのバスハイクは何度も行っているが、 金立(きんりゅう)のサービスエリアを利用したのは 初めてのような気がする。いつもは「川登SA」ばか り利用しているので、長崎に行くときは「川登SA」と いう固定観念が染みついていた。 しかし、このSAも立派なもので、売店などは24時 間営業と書いてあったし、レストランも本格的なもの だった。 長崎道には立派なSAがいっぱいあるのに、大分 道のSAはちょっと寂しい気がしているのは私だけ だろうか・・・ |
佐賀県の名物「白玉だんご」。 長崎の会場で案内をお願いして いるtoshiさんへのおみやげと 私が食べたかったので、これを 2パック買った。 でも、ここで買っておいて良か った。長崎では時間がなくて、 自宅へのおみやげが買えなか ったから・・・ |
佐賀にぴったりの案内板です | 自衛隊の隊員さんが休憩中でした | セルフサービスのお茶 (これが結構おいしかった・・・) |
ようやく、長崎県に入りました・・・ . |
如己堂・浦上天主堂・平和公園 |
原爆落下中心地から北約1キロメートルの所に 2畳程の小さなバラック小屋が今も 残っています。 ここが故永井隆博士の生前の住まいであった如 己堂です。如己堂とは 「己の如く隣人を愛せよ」と いう聖書の言葉から博士が名づけられました。 永井隆博士 は長崎医科大学の助教授として、 多くの患者を治療していたことから白血病となり、 あと3年の命と宣告されました。更に、被爆して重 傷を負いながらも「長崎医科11 医療隊」の隊長と して被爆者の救護にあたられました。その後、白血 病が悪化して、 2人の子どもと共に、近所の人々 の好意を得て建てられたというこの如己堂の中 で 病床に臥しながら、6年間、多くの著作活動を通じ て「祈りの長崎」の象徴的存在 となりましたが、 昭和26年5月1日に永眠されました。 「あっ!と ながさき」のWEB SITEより引用 |
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永井隆博士 | 永井博士直筆の書 | 「如己堂」の石碑 | 永井隆博士直筆の石碑(写真をクリッ クすると拡大写真が見られます) |
浦上天主堂の全景 1945年(昭和20年)原爆によって破壊され、 1959年(昭和34年)、 現在の浦上天主堂が再建されました。(現在は「浦上カトリック教会」) |
浦上カトリック教会入り口より、 双塔レンガ造りの大教会を臨む |
浦上天主堂石垣の説明板(クリック すると拡大写真が見られます) |
聖母マリア像 | 爆風により壊された(?)石像 | 「長崎の鐘」の楽譜が掘られた塀 |
平和祈念像もこの期間(旧正月)だけは「ランタン」でにぎやかに・・・ | |
原爆犠牲者の慰霊と世界恒久平和の願いを込めて、 被爆10周年にあたる昭和30年8月9日に完成したこの 平和祈念像は、原爆落下中心地の北側の丘、平和公 園内にあります。 制作者は郷土出身の故喜多村西望氏で高さ9.7メ ートル、重さ30トンの青銅製です。上に指した右手は 原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、軽くとじ たまぶたは原爆犠牲者の冥福を祈っていると言われて います。 長崎市は原爆が投下された8月9日を「ながさき平和 の日」と定め、毎年この日に原爆犠牲者慰霊平和祈念 式典を、ここ平和公園で行っています。 平和祈念像は、劣化なよる損傷が多いため、修復工 事が行われ、平成12年2月に新しい姿が公開されまし た。 「あっ!と ながさき」のWEB SITEより引用 |
平和の象徴、鳩が寄ってきました | みんなが食事をした、いつもの「和泉屋」 | 私は、こんな質素な食事でした |
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湊公園会場(メイン会場) |
過去2年とも、この湊公園会場を起点として行動していたが、オープニングセレモニー は見ていない。せっかく開幕の日に来たのだから、今日だけしか見られないオープニン グセレモニー(点灯まで)を見ようと、1時間以上もここで時間を費やした。 |
メイン会場のメインステージ(オープニングを待つ人々) |
メイン会場の出店で頑張っている人々 | ||
点心のお店 | 点心をふかしている人 | 中国銘菓「よりより」などのお店 |
これも点心(?)をふかしている | ランタングッズのお店 | えーっと、これはなんだったっけ? |
「ランタングッズ」のお店で売られていた、クリスタルガラス(中に龍の模様が・・・) |
オープニングセレモニーを盛り上げていた人たち |
指示を出したり受けたりしている中華街の人々 | NHK長崎放送局の中継キャスター、辻 由紀子さん |
セレモニーに花を添えていた「ロマン長崎」の2人 | セレモニーの司会をされていた女性(とてもお上手でした) |
「2005 長崎ランタンフェスティバル」の開会宣言をする人を決めるためのゲーム 結局、だれが優勝して開会宣言をしたのでしょうね。 「来年のランタンフェスティバルの開幕はいつでしょう」、というのが最後の問題でした。 |
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司会者 | 中国人 | (今年の干支)酉さん |
主婦のお二人 | OLさん | 子供達 |
さあ、今から点灯まで荘厳なる儀式が始まります | ||
中国衣装に身を包んだ人たちの先導により | 長崎の僧侶が続きます | ドラをたたく女性陣 |
焼香並びに点灯スイッチを押す長崎の著名人 | 焼香のしんがりは「ロマン長崎」の二人 |
前列右から、 実行委員会会長 松藤 悟さん 中国 在長崎 総領事 王 昆さん 長崎県知事 金子 原二郎さん 長崎市長 伊藤 一長さん 長崎市議会議長 緒方 冨昭さん |
代表者挨拶 |
「長崎ランタンフェスティバル」実行委員会 会長 松藤 悟氏 |
午後6時に合わせて、メイン会場の他市内全部のランタンに灯が灯る点灯式までのカウントダウン | ||
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点灯までにこやかに話をされている8人衆 | 6時ジャストにボタンを押して点灯!! |
長らくお待たせしました。ようやく長崎の街のランタンにも灯がともり、一気に華やかに なりました。これから、いろんな会場に出かけるのですが、ここまででかなりお疲れのこ とと思いますので、一区切りします。 昨年までのメインオブジェが場所を変えて飾られていましたので、撮影してきた分だけ ここに掲載します。 (写真をクリックすると拡大(480×640ピクセル)写真が見られます) |
2000年のメインオブジェ 双龍盤柱 (そうりゅうばんちゅう) 湊公園会場に設置 |
2001年のメインオブジェ 玄武 (げんぶ) 唐人屋敷会場に設置 |
2002年のメインオブジェ 飛馬 (ふぇいま) 唐人屋敷会場入口に設置 |
2004年のメインオブジェ 斉天大聖 (せいてんたいせい) 鐵橋会場に設置 |
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新地・中華街 |
湊公園側の中華街入り口の「朱雀門」 | 食べたかったけど、食べられなかった「江山楼」 |
←中華街の途中で獅子舞にばったり 出くわした。なかなかこういうチャンス には出会えないので、獅子くんに「写 真を撮らせて欲しい」とお願いしたら 快く収まってくれた。 中華街の通路を見上げるとこのよ→ うな提灯(ランタン)一色です。この季 節だけしか見られない異国情緒漂う 中華街の風景です。 |
中華街で一番の有名店「江山楼」で食べたかったのだが、さすがに有名店、店内は超満員 でかなり待たなければならなかった。帰りの時間もあったので、江山楼は諦めて、あちこち探 したが、この時期どこも満員。それでも中華街で中華料理を食べたかった私は、待ち時間の 短そうなお店を探してようやく食べることが出来た。 |
中華名菜 『京華園』(Kyokaen) | ||
すりみのスープ(945円) | チャーハン(735円) | 杏仁豆腐(525円) |
唯一、おみやげで買ってきたランタングッズ | ||||
「逆春(さかはる)」 のいわれ 春という漢字を逆さにする のは、「春」が早く来ますよう にという願いを込めた中国の おまじないです。 |
. | 「福」を逆さまに するのは 「福」を逆さまに飾るのは、 到着の「到」という文字と転倒 の「倒」という文字が中国語 で同じ「タウ」という発音なの で、「福」の文字を逆さまにし (倒)、福が来る(到)ようにとの 願いです。 |
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「逆春」のストラップ(300円) | 逆さ「福」のストラップ(300円) |
お昼、西鉄久留米駅バスセンターを出発して 約9時間後。 長崎自動車道金立SAでトイレ休憩中を撮影。 点灯の時間までは何とか天気も保ってくれたが、その後は ずっと雨。帰りの高速道も雨の中の運行だった。この日(2/9) は、サッカーW杯アジア地区最終予選の対北朝鮮戦の日だ った。このSAの近くで、日本の勝利が判明し、バスの中も喜 びに包まれた。 運転手さん、添乗員さん。長時間お疲れ様でした。 |
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